はじめまして!
システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻の内田真吾といいます。
普段は真面目な大学院生として、
情報系の分野の中でもネットワークをテーマに研究しております。
新型コロナウイルスの影響を受けながらも就活を無事乗り切り、
大学の入構規制や生活も少しずつ落ち着いてきました。
そんな中今回は、タイトルの通りオールドレンズを使用していみました。
オールドレンズを初めて触ったので、機材や撮影した写真を紹介させていただきたいと思います。
私も初めてなのであまり詳しくありませんが、まずは簡単にオールドレンズの説明をしたいと思います。
そもそもオールドレンズとは、一般的に、フィルムカメラが主流だった時代に使われていたレンズを指します。
語感からも、なんとなく古いレンズなんだなと伝わってくると思います。
(私が知る中での話になりますが)オールドレンズには以下のような共通の特徴があります。
①比較的明るく撮影できて背景がボケやすい
暗所撮影においては、現在よりも取り込む光の量が重要だったことも関係する
②ピントを合わせるのが手動だった
自動でピントが合うオートフォーカスが普及するよりも前のレンズの為
③デジタルカメラに取り付けるための接続口の規格が異なっている場合が多い
接続口の形状を変換するアダプターが必要になる
④色合いや写りが独特で、表現の幅が広がる
鮮明に写る最近のカメラと違って味のある写真が撮れる
このように、オールドレンズはメリット/デメリットがありますが、デジタルカメラ世代の私にとっては興味深かったので、今回チャレンジしてみました。
今回使用したレンズは、Super-Multi-Coted TAKUMAR 55mm F1.8というレンズで、オールドレンズ界隈では有名なレンズだそうです。
先程述べた通り、オールドレンズには②や③のようなデメリットがありますが、今回はそれを解決する機材を購入しました。
それが、TECHART LM-EA7という変換アダプターです。
変換アダプターではあるのですが、モーターを内蔵していてレンズを動かしてくれる機能を持っています。
これによってオートフォーカスを実現しています。
この魔法の変換アダプターを使って、オールドレンズを気軽に使ってみようという魂胆です。
上の写真は、変換アダプターを介して、レンズをデジタルカメラに取り付けた様子です。
今回は、このような機材構成で撮影をしてみたので、オールドレンズを初めて触ったデジタル世代の人間の感想を書きたいと思います。
購入したオールドレンズが届き、初めて撮影した一枚を載せたいと思います。
夕日をバックに、窓際に置いてあった元気がない植物を撮影しました。
第一印象としては思ったより綺麗に写る印象を持ちました。
古さは感じませんがナチュラルではない味わいがあるなと感じました。
独特な雰囲気で撮れるだけで、なんだか写真が上達した気分です。
また明るいレンズということもあって、網戸越しの背景のボケが非常に綺麗です。
新型コロナウイルスが少しずつ落ち着いてきたこともあり、人が少ない時間帯に筑波実験植物園に行って試し撮りをしてきました。
雨が降ったり日差しが出たり、天気が不安定でとてもジメジメした日でした。
一年中生えている気もしますが、シダ植物もなんとなくイキイキしている気がします。
このような天候だったので、ギリギリ紫陽花が残っていました。
その他、カワラサイコという花が咲く時期だったようで、一面に咲いている区画がありました。
また、オールドレンズらしい写真を1枚撮ることができました。太陽が出た瞬間に、太陽を背景に入れた写真です。
このような形で、一通りオールドレンズを満喫することができました。
普段使っているF2.8の標準ズームレンズと違って、よくボケて、優しいボケ味を楽しむことができました。
それだけでなく、独特な雰囲気の写りで撮影できるこのレンズは、使っているだけで写真が上達した気分になりました。
多くの方がオールドレンズ使っているのも納得です。
今回は開放付近で撮影することが多かったので、今後は絞ったときにどう写るかも検証していきたいなと思います。
みなさんも興味を持ちましたらぜひチャレンジしてみてください。
最後に、今年らしさのある写真が撮れたので、この写真で締めさせていただきたいと思います。
みなさんもマナーを守って、楽しいカメラライフを!
©︎ 2020 筑波大学写真部