「らしさ」を見いだす

July 12, 2020

こんにちは!リスク工学専攻博士前期課程2年の民(たみ)です。

ブログに登場するのはかれこれ3年ぶりくらいになります。

学類は理工学群社会工学類でした。


かれこれ大学での生活も6年目を迎え、これまでの担当者と比べると急に年齢が上がってしまいますが、その辺はあまり気にしないことにします。


さて、仰々しいタイトルでブログを始めてしまいましたが、これは僕自身が写真を撮るときに意識していることです。

もちろん、旅行中をはじめとして深く考えずに気ままに撮る機会も多いですけどね…。


僕は写真を本格的に撮り始めたきっかけが電車だったので、中学・高校に通っていた頃はひたすら電車をキレイに写すことに注力していました(今でもそういう気分の時もあります)。作例は以下の通りです。

tamiya 4

tamiya 6

tamiya 5

撮影地は一枚目から順に三重県・神奈川県・大阪府で運行会社も全然違うのですが、これらの写真で明確な違いって分かりましたか?

※鉄道オタク各位はOO製の××系だと瞬時に分かるかと思いますが、その辺を得意げに早口で喋ったところで気味悪がられるだけなので、グッと堪えるようにしましょう。

本題に戻りますが、敢えて僕はここで構図が似たような写真を選んでおります。左から右に向かって走っていく様を捉えたという点ではほぼ一緒です。

立ち位置とタイミングさえ合致すれば誰でも同じような写真が撮れるという点で正直面白みはありません。

誰もが撮れるとしても“自分で撮る”ということ、車両の型番別に写真を撮ることに重大な意義があることは僕も承知しています。いかんせん僕もオタクの端くれなので…。


ただ…やっぱり面白くないんですよね。


あまり前例のないことを掘り出すと、それが得てして面白いコンテンツになると思うんです。


では、遡ること約5年前、電車の写真のマンネリ化に悩んでいた末に何に行き着いたのか。


炎天下の中ではなく、地下を走る電車を撮れば良いというものです。

当時Twitterにて都バス(@tobus_photo)さんという方が投稿されていたTweetを見て、自分でも挑戦する意欲が湧きました。

お前が先駆者じゃないんかいというツッコミはナシでお願いします。あくまでも大多数がやっていなかったというだけなので…


地下なので、お外と違って光源は電車のライトだけです。ものすごく暗いです。

暗くてとても写真なんて撮れたものじゃないという環境なので、あまり人も寄り付かないのかもしれません。

では、そんなところで撮れる写真の作例をいくつかします。

tamiya 1

tamiya 2

tamiya 3

どうでしょう。個人的な見解ですが、案外撮れます。そして美しい。

結局電車なので似たり寄ったりですが、トンネルな線路の形、電車のライトの特徴に依存するのでその辺の違いが面白いです。

最後の1枚はつくばエクスプレスですが、普段は都内行くのにも高いし車内のWi-Fiがろくに使い物にならなかったりとアレですが、こうして写真になるとカッコ良かったり…?


外での普通の電車の写真→地下でのトンネル鉄という発想の転換の一例をご紹介しましたが、皆さんも自分らしい、他の人があまり撮っていなさそうな被写体、視点を頭の片隅に入れて撮ってみてはいかがでしょうか?


©︎ 2020 筑波大学写真部

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