フィルムで撮る暗めの写真

September 05, 2020

筑波大写真部のブログをご覧いただきありがとうございます。

芸術専門学群4年デザイン専攻のchan.です。

デジタルカメラとフィルムカメラで風景やポートレート、テーブルフォトなどいろいろ撮っています。


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使用しているカメラは、

・Canon EOS kiss x8i

・Minolta XE

になります。


フィルムを主に使っていますが、僕はカメラやフィルムについては種類や仕組みについて特別詳しいというわけではありません。しかし写真でしかできない風景などを写せたらと思い撮っています。最近はコロナの影響で外出を控えていて思うように撮れていませんが、コロナ流行前に撮った写真などを紹介できたらと思います。


フィルムの魅力は現像後にどう写っているかだと思います。ピントがズレていたり、暗すぎたり明るすぎたり、感光してしまったりと、一見すると失敗のように思えるかもしれない写真も、僕は魅力的に見えてしまいます。


僕の写真はそんなフィルムの魅力に引かれて被写体をはっきりとは移さないような撮り方が多いです。多重にしたり、わざと感光させたり、ガラスなどをレンズの前に重ねて前ボケの効果を出したりなど...(「その撮り方何?」とか言われたりしました...)


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赤の椿を、撮った写真です。赤の椿には「控えめな素晴らしさ」、「謙虚な美徳」という花言葉があるみたいです。(撮った後に知りました...)ガラスの前ボケで半分隠れてしまっているものの、ガラスの反射やレンズフィルターの花言葉を再現できたような写真で気に入っています。


そのような感じでフィルムで撮った写真が以下のような写真です。皆さんはこんな写真見たときどんな印象でしょうか?二面性や人の迷いのような暗くて地味な印象...もしくは暗すぎてよくわからない...などの感想が出るかもしれません。


それでも、ミステリアス、ストーリー性のある写真が出てるのではないでしょうか。こんな写真だからこそ感じられる魅力や美しさみたいなものを写そうとしてるんだと思います。


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続いての写真はこちら。最初見たとき何を撮ったんだっけ?と思い返してました。写真というより荒さから抽象絵画のように見えます。この写真はストーリー性のようなものは意図してません。ぼやけた光が全体を覆うような画面を見てくれたらと思います。


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僕のとるフィルム写真は万人にうける写真じゃないかもしれません。僕も「良い写真」が何かってわかりません。でも別に暗くたっていいと思います。一部の人にでも「綺麗」、「何これどうやって撮ったんだろう」と引き込まれる写真でしたら幸いです。


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©︎ 2020 筑波大学写真部

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