こんにちは。2025年度より総合3類から地球学類に移行した2年のUtchieと申します。写真部に入部して1年が経とうとしています。はやい。
今回の記事では、これまでの記事にあったような部の活動に関する内容からは少し外れて、レタッチについてお話したいと思います。
レタッチとは
そもそもレタッチとはなんぞや、という方に向けてざっくりとした説明をします。
レタッチとは、撮影した写真の画像データを、ソフトを用いて加工、修正することを指し、写真編集とも呼ばれます。
同じ写真でもレタッチの方向性を変えれば印象が大きく変わります。どう感じたか、どう見てほしいかに合わせて編集することで、より写真の魅力を引き出すことができるのがレタッチの強みであると感じます。
実例
文字面だけではイメージが掴みづらいと思うので実際の私の写真でレタッチ前後の比較をしてみましょう。まずは1枚目。
レタッチ前
レタッチ後
どうでしょうか。なんかいい感じになりましたね。
被写体により注目できるよう、コントラストや色味、光の加減を調整しました。
彼岸花には静かなイメージを持っていたため、赤を強調することは避け、全体を淡い雰囲気にすることを念頭に置きました。
続いて2枚目。今度は少し趣向を変えてみました。
レタッチ前
レタッチ後
全体的な光量を上げ、より白を強調しました。人工物であるテトラポッドの冷たさを表現するため、統一性を持たせたシンプルな編集を心がけました。
おまけではありますが、空の彩度を極端に上げたものもそれはそれで現実感が失われて面白かったので紹介します。
編集ソフトについて
さて、ここまで読んでいただいた方の中には、やってみたい!思った方もいらっしゃるでしょう。上記のようなレタッチをするためには画像編集ソフトが必要です。ほとんどのソフトは有料ですが、一部では無料で利用できるものや、カメラメーカー純正のものがあります。また、PCのみでなく、スマートフォン上でレタッチができるアプリも多く存在しています。
折角なので、私が愛用しているソフト(アプリ)をいくつか挙げておきます。
PC【Windows】
・darktable(無料。本記事のレタッチもこのソフトで行いました。)
スマホ【iPhone】
・Snapseed(無料。機能が豊富でスマホで本格的なレタッチがしたい人におすすめ。)
・Liit(一部有料。写真の情報が乗ったフレームを作れて楽しい。)
Liitでフレームを付けたもの
ソフトによって様々な違いがあるため、自分に合ったものを探してみるのをおすすめします。
さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。レタッチに関して少しでも魅力を感じていただけたら幸いです。
写真部には初心者から上級者まで年代を問わず様々な部員がおり、和気あいあいと活動しています。興味を持たれた方は是非一度お越しください。
©︎ 2020 筑波大学写真部